スペイン語圏戯曲日本初公演
「Kassandra(カサンドラ)」
■公演期間
2025年7月18日(金)〜20日(日)
■劇場
千本桜ホール
■公式サイトURL
https://paracollage.com/kassandra
■脚本
セルヒオ・ブランコ
■演出
安本 達也
■料金
前売り券:3,500円、当日券:4,000円全席自由>
■その他情報
公演日
7月18日(金) 14時〜/19時半〜
7月19日(土) 13時〜/18時〜
7月20日(日) 13時〜
※開場は開演30分前となります
出演 仮屋 浩子
音響 こばやしかな
照明 伊澤玲 竹内真菜
制作 ParaCollage. 仮屋 浩子
後援 ウルグアイ東方共和国大使館
【あらすじ】
ギリシャ神話で語られるトロイ戦争。
その中心人物でありながら、大きな役割を得ることのなかった王女カサンドラ。
彼女はいったい何ものなのか?
神アポロンが与えた先見の力。アポロンは同時に、その予言を誰も信じなくなる呪いをかけた。
彼女の真実の言葉は誰にも届かない。
弟パリスが引金となって、トロイはギリシャに滅ぼされた。
兄ヘクターは英雄アキレスによって打ち倒され、トロイの偉大な父王プライアムは賊害された。
ギリシャ軍の総帥アガメムノンは祖国を蹂躙し、またカサンドラの生そのものを奪っていった。
戦利品として持ち帰られた彼女を待っていたものは…
悲惨な最期を遂げたカサンドラは、劇作家セルヒオ・ブランコによって現代によみがえる。
「カサンドラがもし現代に生きていたら?」
自身も移民であり、その経験から着想を得た本作では、神話の中に現代の移民たちの生が巧みに織り込まれている。
現代のカサンドラは悲劇的な人生を認めつつ、決して悲観せず、ときにチャーミングに、グロテスクに、ユーモアをもって話してくれる。
彼女は舞台上で何かを待っている。
その場に居合わせたわたしたち観客に、その人生を語り始める。
“I’m Kassandra… But I’m not crazy”
🔹作家紹介:セルヒオ・ブランコ(Sergio Blanco)
モンテビデオ(ウルグアイ)出身、パリ在住の劇作家・演出家。オートフィクション、そして作者、登場人物、俳優の交わるところにフォーカスをあてた彼の作品は、15カ国語以上に翻訳され、30カ国以上で上演されている。日本では『ナルキッソスの怒り』と『テーバスランド』が翻訳出版され、後者は神奈川芸術劇場で上演された。この二作品以外に代表作として『カサンドラ』、『デュッセルドルフの唸り』、『私の墓を君がまたぐ時』、『Tráfico』、『動物園』、『告白』、『大地』などがある。
https://www.sergioblanco.fr